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協議まだ決着つかず。反西欧はプロパガンダだろうか?

投稿者: Ayumi : 2008年 8月 11日

ジンバブエZANU-PFとMDCの協議は、二党のトップ、ムガベとツァンギライの対談も交えて行われているが(以前は二党の代表者によって行われていた)、月曜現在も決着はつかないまま。やっぱり合意に至るには難しい。どちらの党がより強い権力をもつかで、政治は全く変わってしまうのだが、どちらも優勢なポジションにつきたいのである(もちろんである)。本日は、ジンバブエはヒーロー(英雄)の日の祝日であったが、その式典の場で、ムガベが「国を売りものではない。二度と植民地にもどってはいけない!」と宣言したそうで、ムガベはまだまだツァンギライに権力を譲る気持ちはないようである。

この、反植民地/反西欧/愛アフリカ主義(愛国主義、というか)のコンセプトは、ムガベのプロパガンダ(政治宣伝の主張)で、なーんか極端じゃないの?と思われるかもしれないが、実際のところ、このコンセプトがアフリカの住民を二つに分けている感じがする。ムガベの半植民地・反西欧の姿勢を支持するのは、農村地区のみならず、都市部で高い教育を得た(大学レベル)者の間にもよく見られる。私としては、愛アフリカ主義はよろしいが、ムガベは西欧製のすごい高いベンツに乗ってるし、西欧に資産を隠しているし、国民が飢えで苦しんでるのに、自分は結構お金を使っている点がよろしくないのでは、と思うのであるが、そんなことはどうだっていいの!西欧の干渉はイヤなの!農場占拠を支持!アフリカ自立バンザイ!って感じの人たちが、ジンバブエにも南アにも(南アも、土地改革が問題化してきた、、、)たくさんいる。さらにこれが、一般の家族内でも結構意見が分かれていて、ビックリするのである。以前テレビドキュメンタリーを見ていたら、ある有名なジンバブエのクリケット選手がムガベ政権を批判していて有名なのだが、彼のお兄さん(ラグビー選手)は、ムガベの不法農場占拠を支持しているのである。また、彼らが英語でコメントするのを聞くと、弟と兄の英語のアクセントがやや違う。弟(クリケット)は、西欧人が話すような英語であるのに対し、兄はアフリカ人なまりが入っているな、と思った、、、かなり以前に見たドキュメンタリーなので、ちょっとアヤフヤな記憶だが、英語の話し方で、この人は人生で何を支持しているか、というのが結構分ると思う。兄弟を二つに分ける状況は、夫の知人(ジンバブエ人)兄弟にも表れていて、兄は医師インターン、弟は大学生という教育レベルの高い兄弟で、ジンバブエのZANU-PF政治家の息子たちなのだが、兄はムガベ政権を別に支持しないのに対し、弟はしっかり支持している。

アフリカでは、与党によって国の社会経済と住民の暮らしが大きく左右されるから、支持政党に対する姿勢は、一般的によく意識される。また、先進国で与党を支持するか、野党を支持するかと言った場合、まあ本人の自由じゃないの?という風潮があると思うが、一党独裁の傾向が強い多くのアフリカ諸国では、与党支持かそうでないかは人々の間でいっそう強く意識される点である。ムガベのプロパガンダに対し、兄弟で全く違った姿勢を示す状況を見ていて、ムガベの演説は欧米人にはトンデモナイ!として捉えられても、アフリカではプロパガンダというか、現地の一部住民には納得のいくコンセプトなので、ムガベの演説に心から喝采する住民がいるのだろう。

でも、やっぱりムガベ政権はかなり汚職とお金の流用してますけど。この点は、ムガベ政権支持者に「どう思ってるの?」と聞いてみたい(ちょっとコワいけど)。

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